

トラック用シートは、最もシンプルかつ融通性のある平シートから、幌の進化形”ホロウイング”まで、さまざまなシチュエーションに合わせた形で、トラック物流をサポートしています。

トラック平シートは、特に”軽くて丈夫”であることが求められるシートです。なぜならば、この用途では取り付け、取り外しが頻繁に行われ、作業は人手に頼らなければならないからです。
軽トラックなどの小型車ではターポリンなどが使われることもありますが、多くの場合、丈夫さの面からポリエステル帆布が使われています。
ポリエステル帆布は、ポリエステルの短繊維織物に塩ビを含浸させたシートですが、樹脂と繊維の接着力が強く、”はためき”に強いことが特徴です。
ポリエステル帆布のなかでも、特に軽くて強度の強い製品として当社が開発した軽量帆布は、大型トラック、トレーラーなどの大型車輌用シートとして広く使われています。
トラック平シートを長持ちさせるには、シートがなるべくはためかないようにキッチリ固定しておくことがポイントです。ポリエステル帆布は、比較的はためきに強いシートではありますが、高速道路などでシートが激しくはためくと、表面樹脂に目には見えない細かな亀裂が入ることがあり、漏水の原因となります。
トラック幌は、シートの素材としては、平シートと同じポリエステル帆布が一般的ですが、幌が固定されていることから、軽さより丈夫さによりウエイトを置いた製品が一般的に使われています。
また、ポリエステル帆布は通気性がないことから、温度差により幌内部に結露が生じることがあるため、結露の生じやすい積荷である野菜や花卉を積載するトラックでは、通気性のある綿帆布も多く使われています。
幌は透光性があるので、昼間は幌内部が明るく、電灯なしでも作業が出来ることもメリットのひとつです。
この十数年で随分定着した感のあるウイング車ですが、シートを使うことによりアルミのものより軽量なものが出来ます。これにより手動で開閉出来たり、積載量をより多くしたりすることができます。
シートは前述のポリエステル帆布が中心ですが、汚れのつきづらいフッ素系の防汚処理を表面に施した物が多く使われます。また、アルミの色を意識してかシルバー色が多いのも特徴です。
幌は汚れる‥‥とお考えの方は多いと思われます。しかしながら、技術的進歩に伴い、今では非常に汚れがつきづらいものが開発されています。一度試していただければ実感していただけるものと思います。